2021年12月25日土曜日

未だ幼稚な私。




今まで沢山の人の不幸話を聞いた。

親が病気で…友人が事故で…

色んな不幸話を聞いた。

後輩は白血病で亡くなったし、

同級生は誕生日に交通事故で亡くなった。

もちろん悲しかったけど、

でもどこか他人ごとの様な感覚だった。


今年、私の母が病気になった。

現在は快復しつつある。

それを聞いたのは、病気が快復してからだった。

弟から聞いた。

変わり果てた様に、やせ細っていたという。

弟に突然「電話でもしてやってくれ」と言われたから

慌てて「なんで言ってくれなかったんだ」と親に電話をかけた。

「余計な心配かけたくなかった」という。


それなのに息子から心配の電話が来た事を、

生涯で一番嬉しい事かのように噛みしめて喋るのだ。

皺を寄せて嬉しそうな顔をして喋っている風景が、

電話越しに透けて見えてしまうのだ。

私は泣いてしまった。



1年前、コロナで帰れなかった年末に

「顔でも見せてや」と言われてテレビ電話をした。

私は少し恥ずかしそうに応じた。

そういうのも、もし最後だったらと思うと、心が死ぬ。


あの時もっと見せてやればよかったとか、

もっとこまめに電話すればよかったとか、

クソ高い温泉に行くと約束してたのがコロナで行けなくなった事とか、

全部あれが最後だったら。


そういうの死ぬほど悔やんだだろうなって

しばらく仕事にならない日々でした。






昨日、少し考え事をする為にカフェに行った。

数年前までどこのカフェでも吸えたタバコが

今じゃどこ行っても吸えなくなってて非常に物思いにふけにくく、

でもそんな時代の移ろいも楽しいなぁと思える心の余裕が

今はある気がする。


ああなんか、粗びきにも大人になったという事なのでしょう








私はモチベって必要ない気がしてる

仮にモチベとかやる気が必要なら、

そもそも大前提で、取り組み方や考え方が間違っていると思う


セックスにモチベなんか要らないように

仕事も学業もセックスみたいにできればいいなと思う

1年中セックスみたいな生き方が出来れば、

1日24時間なのが、1日2時間くらいのスピードですぎる

なら、1日2時間ずつしか歳を取らない

という、謎理論を持っている


苦労したら老けるというのは

1日が30時間くらいに感じているのだろう







そういやブログを全然書かなくなった

てか過去の記事もほぼ全て非公開にしてしまった

私、もう居酒屋とかで

聞いてもないのに勝手に自分論とか語られるの本当に嫌で

しかも「自分しか有していないオリジナルな考え」みたいなテイストで

こられると反吐が出るというか、そんなひねくれた人間でして

対して行動もせず壮大な夢を語るだけで満足してるオナニー野郎多いし

だから自分がいつの間にか

そんなクソジジィになってるんじゃないか、とか考えたりして

そんな時、

「ああ、先生みたいなのが居て注意してくれたらいいのに」

とか思うけど、子どもと違って

大人は自分で気が付いていないといけないので大変

何か恥ずかしくなってしまったのです。







人間って

幸せで嬉しい事は慣れてしまうという凶悪な能力があって、

そのせいで嬉しい事が当たり前と感じてしまう様になる。

反対に、嫌な部分や不幸な事は慣れる事なくずっと嫌で

すると少しずつ悪い部分ばかり目立つ様になってしまう。

そうして本当は素晴らしい日々だったはずだけど

もうドス黒い日々にしか見えなくなっていって

下を向く


でも何でそんな凶悪な能力があるんだろうって考えたら

当たり前になるから、もっと嬉しくなりたいって

上の人生を目指していくんだろうなぁと思った


だから蒸気機関車で止まらず新幹線が出来て

だから竪穴式住居からコンクリートマンションとか出来て

ああなるほどと自己完結して

凶悪な能力も付き合い方次第だなと思ったり



愛ってすごいなぁって思う

夢を追いかけて仕事を頑張ってる人が

「今は仕事に集中したいから、恋人は要らない」って言う。

もうそれって

「恋人が出来たら夢どころじゃなくなる」って、

心のどこかで分かってるって事ですよね

別に恋人だけではなく、息子や娘でもそうじゃないですか。

「独身じゃ絶対続けれねぇ」っていう辛い仕事でも、

我が子の為に頑張って働いて、残業までするじゃないですか。


何か命の危険があった時、

自分の命より、愛する他人の命の方を守ろうとしますよね。

自分の命より、重い命があるんですよ。

そんな事、普通はあり得ないじゃないですか。


「自分の命より重いな」という「命」が、

地球上に存在しているって、なんかもう尊すぎて眩しい




3年前の帰省、

1年ぶりの再会でしたが、

母と父は、どこかおばあちゃんおじいちゃんになりつつあって、

しわが増えたかなぁと思います。


家族旅行に連れていきました。

ビールを飲むと

「やっぱアサヒが一番うまいね~」と言ってました。

私が「いつも飲まへんの?」と聞くと

「アサヒは高いから、普段はキリン飲んでたまにアサヒ飲む」

と言ってました。

私は心がズキズキしました。


こんなに頑張って私を育ててくれて

数十年もの間、働いて家事をして

それなのにまだ我慢しないといけない人生なんて

勘弁してくれよ父ちゃん母ちゃん って

申し訳なさで心が痛みました。


言ってくれよ、なんで遠慮するんだよって

思いましたが、私が親でも同じ道を歩むでしょう。

だから俺がもう一生アサヒしか飲ませへんからな

って、仕送りもっとバチクソ送ってやろうと決めました。


自分の為ではなく、誰かの為に働く事が幸せだと

思える人がいる私は幸せなのかもしれません。

これもきっと愛なのでしょう


でも母は病気になってからビールもコーヒーも飲めなくなった。

もっと飲ませてあげたかった、と

もっと一緒に飲みたかった、と

また1つ後悔が増える日々










今は生きる分に困らない程度のお金はありますが、

貧乏だった頃は本当にお金が無かったです。

でも今思うと、お金が無い事も財産でした。青春でした。


事業に失敗して借金してどん底に落とされて

「ああ人生終わった」という地点に立つ事で初めて芽生える感情や、

心の中に生み出された言葉や考え方、

湧いてきたエネルギーやアイデアは

絶対にお金がある時には生まれません。

あの地点にいる人間は狂気です。


お金があると目がキラキラして輝きます。

皆が憧れる様なオーラある人間になります。

日々充実したキラキラ人間です。

でも、お金が無いと目がギラギラして狂気が生まれます。

あんま人が近づいてこないんです。

なんかもう甘い事言ってられないんです。

そういった死にモノ狂いの世界で生きた日々は、

今思うととても貴重だったと思います。

あれはあれで楽しかったなぁと思います。

着ているブランドでしか自分を語れない奴なんかカスだ、と

あてつけに金持ちそうな奴に心で中指立てたものです。

そんな日々も人生に一度はあって良かったと思います。



私の人生は、

きっとホームレスからスタートしました。

なんか急に自分がどうしようもなくなって、

天狗になった自分が情けなくなって、

なりたくない大人にいつの間にかなっていた様で、

大阪から片道のお金だけ持って東京に行きました。


それから色んな事がありました。

それから色んな辛い事がありました。


でも結局、何一つ、

私から笑顔を奪う事はありませんでした。

そうでしょう、私。

誰も何事も、私から笑顔は奪えませんでした。












仕事は選べ、人は選べ

誰それ、知らん無名、雑魚

前評判は最悪

胃がキリキリする

出しゃばりすぎない様に、でも黙りすぎず、

アピールみたいにならない様に、でも色は多少主張して

むこうの空気壊さない様に、でも空気にならない様に

そんな立ち回りを雑魚側が求められる、大変な世界


出来る出来る出来る絶対に俺なら出来る


必死に言い聞かせながら、前に出すぎず引っ込み過ぎずやる難しさ

終えると尋常じゃない疲労感と汗



1つ1つの配信を

ただ消化する日々にならない様に

作業にならない様に

噛みしめて、燃えて、尽きる日々

尽きないと意味ない

気力も体力も残量尽きて

その配信終わったら死ね

マジで死ね

欠片も残すな








心の中では「違う」と思っていても 

それを押し殺して「はい」と言えさえすれば、

違った未来を歩んでいた。

どうしても小さい嘘を吐く事が許せなく

「違う」と本音を言って怒らせた


それで沢山のチャンスを失った。

代わりに違う奴がチャンスを掴んでのぼった

心がやつれる日々だった

なんとも言えぬ日々だった

部屋に一人ふさぎ込み、何もしたくなかった

それでも、

自分がこうだと思った人生を

こう生きたいと思った人生を

本当に嘘偽りなく歩めた日々を、誇りに抱いて笑って死ねるだけでも、

それだけでもいい

もう二度とそういうの間違えたくない



そして、

それがある種の諦めでないように

これで良かったと思えるように

これからの人生を生きるんだ

必ず、必ず必ず

これで良かったと思える様に生きてやる

過去の自分が行った選択に、

ありがとうすら言ってやるんだ

そう水面下で燃えている










私には弟がいます。

私にとって大切な1人です。

でも、私の人生で最も深く傷付けた1人です。

弟と一緒に事業をした事がある。


淡路島のサービスエリアで夜景を見ながら、

若い私達は「俺たちはサラリーマンじゃ終わんねぇぞ!!」って

二人で同じ夢を見た。

二人で果てしない道を追いかけた。

それがDASH村だった。

正確には違うが、一言で言えばそんな感じだ。


その資金集めの為に、別の事業を始めた。

激務だった。

24時間起きてるの当たり前だった。


ある日、お互い40時間くらい働いて限界だった日があった。

でも私だけ、3時間後に起床して済ませないといけない用事があった。

だから

「起きれないかもしれないから、お前も起きたら起こしてくれ」

と頼んで寝た。


そして3時間後、弟は俺を起こしてくれた。

「マジ助かった。ちょうど起きたん?」と私が聞くと、

彼は

「いや、兄ちゃんを起こす為に、ずっと起きてた。」

と言った。

そんな奴なんだ。

そういって弟は倒れる様に寝た。

俺は絶対に成功するんだと誓った。



だが、次第に私は空回りする様になった。

絶対に成功しなければいけない気持ちから、

私の考えを押し付ける様になった。

私のやり方を押し付ける様になった。

元々農耕的なゆったりとした生き方をする弟に、

狩猟的ビシバシ系な生き方をしていた当時の私の全てを押し付けた。

まるでその生き方だけが人類の正解の様に。


次第に彼から笑顔が消え、喋る事もなくなり

下を向いて無言で働くだけのロボットになった。

そしてある日、彼は失踪した。



ずっと連絡が取れず、実家にも戻ってないと言われた。

でもそんな状態になっても、

心配する自分と同時に、「仕事どうすんだよ」と怒る自分もいた。

まだ私だって20歳そこら辺だった。

精神も限界にきてた。

他人どころじゃなかった。

目の前しか見えないどころか、もう何も見えてなかった。


しばらくたって、友人から連絡が来た。

俺の家にいると、一言いわれた。

そこから長い時が流れ、

なんとなく実家の近くで働きだしたという事を聞き、

なんとなく正月に顔を合わせても、

無かった事の様にいつも通り仲良くやっている。


私が被災した時は、

「なんぼでも金やるから言ってな」と言ってくれたし、

おっさんになった二人だが、

再会すると未だに小学生みたいにじゃれ合う。


でも私だけでいいんだろうか。


私は幸せだ。

私はとてつもなく幸せだ。

思いもせず縁があって

Youtubeで再びDASH村をする機会があった。

でも結局なんやかんやで出来そうになくなったが、

それでも、チャンスが一度あった。

弟にはなかった。


出世して給料も待遇も良くなったらしいけど、

「仕事だりぃ」と言っていた。

私は仕事があまりだるくない。

私だけでいいんだろうか。


何かやり残してるんじゃないだろうか。

何か何か何か

私は何がしたい







昔よく遊んだ実況者にペコという奴がいる。

最初はペコさんと色々やる為に関東に来た。

彼は自分のチャンネルを捨ててまで、

頑張ってくれた。

休日を返上し、当時はもう休み無しで働いていた。

私が彼の家に行くと、いつも疲れた様に眠っていた。

3年前の夜、二人で外でタバコを吸っていた時、彼は言った。


「俺は地元だから、もしどうなっても働ける。

でもけっつんは全部捨てて来たから、

まずけっつんだけ行って欲しい。

ペコというキャラクターは、そのあとでいい。」

そう私に言った。

私は「二人で行ける所まで行こう」と言った。


私がとあるゲームの先行プレイに選ばれた時は、

私ではなく彼が喜び泣いた。





それから色々あった。

本当に「色々」あった。

DASH村は絡む問題が多すぎて無理で

お互い実写や実況で表現したい温度も空気感もズレてきた。

編集でも違ったしテロップ表現でも違ったし

90%でも納得したら出して動かそうという考えと

100%納得出来なかったらボツにして絶対出したくないという考えと

どちらが正しい悪いではなく、流儀が違った。


更に彼は私のパッケージとなってしまい

彼個人としては望まれず、私と居てこその人になってしまった。

いつも個人で配信すると

「今日はけっつんとやらないの?」と言われ

とても苦しそうだったし、私も苦しかった。

呪われた言葉だった。

マイクラの黄昏の森をやった時が

私の中で最後のきっかけだった。

この活動モデルはもう限界があると思った。

複数でやる活動モデルは、

あくまでも個人活動がメインで成り立ってこそ。

界隈と化したら終わってしまう。

そしてバラになった。

でも今は、個人で充分やっていける様になって

遠くからほっとしてる。本当にほっとしている。

ちゃんと生きてるか、

たまに電気が付いてるか外から確認したりしてた。笑

彼がうまくいくまで、ここを越すつもりは毛頭なかった。

見守るしかないが、何かあれば、のつもりだった。

孤独はつらい。

私が経験した中で、孤独が一番つらかった。

だから、これから先、

どんな風になっても

私だけはずっと見ている。

せっかく私と正反対の色の独自のコミュニティを作ったんだ、

だから私の名を出さずに、そっとしてあげて欲しい





でも、

それでもまだ何かやり残したことがあるんじゃないか。

誰かの厚意に答えれてない自分がいるんじゃないか。

日々思う。

なんという未完成な自分なんだと思う。

どうして驕れるのだろうか。

どうして威張れるのだろうか。

どうして誰かに講釈垂れる事が出来るのだろうか。

私にはそんな人生をきっと送れてない。

私には何の資格もない。


30年以上生きてきて、

それでもまだ、

たった一人との関係も満足に作る事が出来ない。


未熟未熟で情けなくて、

だからこそ本当に、

逃げる様に感謝するしかなくて、

謝罪の様にありがとうって言うしかなくて、

でもそれしか出来ないのがまたどうしようもなく情けなく歯がゆく

そんな30代の、おっさん。









全ての何かに、必ずいつか報いたい

全ての何かに、恥ずかしくないような、

そんな人生をまっすぐに歩みたい。


一度、関西に戻ります。

やはり、大阪独特のエネルギーは

私に合っている様な気がします。

汚い恰好でうろついてるおっさんや

朝7時くらいからビール飲んでるおばさん集団や

口悪くトゲがある友人とか、

関西弁で喧嘩してるタクシーのおっちゃんとか、

芸人の評論をマクドでマジでしてる小学生とか、

阪神ファンが電車内で大声のダミ声で喋ってたりとか、

カオスでこの世の終わりみたいな空気が好きです。





いくつになっても、また1から。

またか。

でもいいや。

多分死ぬまで初心に帰り続けたりするんだろう。

歳を取ればどんどん成長すると思ってた。

でも結局は、同じ場所を行ったり来たりだった。

同じ失敗をして、また同じ後悔をする。

そして少しだけ先に進む。


それが歳を取る事なんだろう。

多分、それが人生なんだろう

ある時突然、

これで良かったと笑える日がふと来るんだろう

頑張るわ、心の底から

恥ずかしくない様に、心の底から。






あー

なんか

スカートめくりあげてパンツ横にずらしてチンコぶちこみたい

そんな気分です


おやすみなさい

ではまた来年

次の来年はきっと、素晴らしくなるよ

俺もみんなも